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ひと粒の砂も持ち込まない
ひと粒の砂も持ち出さない
  進化の不思議を体験しつつ、時が過ぎていく・・・


ガラパゴス紀行

〜管理本部・福岡次長 世界遺産第1号の国を見る〜

 ス ペイン語で「赤道」という名の国「エクアドル」、南北にアンデス山脈が連なり、活火山の国土に、海や鳥、アンデスの山々、ジャングルと多様な気候と豊かな 自然に囲まれている。そのエクアドルの首都キト、標高が約2,800mもあり、軽い高山病にかかる人もいるという。日中は半袖でも平気だが、朝晩は肌寒さ を感じる。
 
また、太平洋に浮かぶ動物の楽園ガラパゴス諸島、原始の姿をとどめる風景や珍しい動物たちが知られている。キトの旧市街とガラパゴスはユネスコの世界遺産第1号である。  

《 1日目 》

成田からヒューストン経由でキトまで19時間・・・過酷なフライトの始まりである。エコノミー症候群を心配しつつ、成田空港を飛び立つ。
 ヒューストンの入国検査は非常に厳しい。ズボンのベルトを外し、靴まで脱がなければならない。どうせなら、全部脱いじゃえ!

 午後10時過ぎにキトのスイスホテルに到着。体内時計が日本時間なのか、午前1時を過ぎても眠れない。



   《 2日目 》
                                       
 キト市内を走る路線バス。
走行中のバスのドアは開きっぱなしで、おまけにバス停の標識もない。走るバスに強引に飛び乗るしかないのである。
キト市内観光に出発。日曜日なので、独立記念広場はたくさんの人たちで溢れている。カテラン、フロンシスコ寺院。16世紀のスペイン植民地時代の面影を残す街が印象的である。

赤道記念碑前の赤道を示す線の上で、北半球と南半球を短い足で跨いでしまった。



            《 3日目 》

 エクアドル最大の街、グアヤキル経由にてガラパゴス諸島のバルトラ島へ約3時間のフライト。1日目に比べると楽勝の移動時間である。

 バルトラ島の港からゴムボートに乗って、レジェンド号に乗船。ガラパゴス・クルーズ・プログラムの始まりである。ところが、船が揺れている。体も頭も揺れている。悪い予感。「船酔かも・・・?」

 ノースセイモア島に上陸。いきなり、ウミイグアナやアシカの歓迎を受けてしまった。
ガラパゴスオオグンカンドリなどの野鳥の宝庫である。
2時間の島内体験、夕日が美しい。


《 4日目 》

ヘノベサ島エル・バランコに上陸。どこかで見たことのある風景、地元の七ツ釜によく似ている。しかし、海の青さが違う。ここでは、希望者のみのシュノーケリングを体験できる。ウエットスーツにて、沖合いの海へ。ガラパゴスの海中は、まさしく熱帯魚の水族館。ウニもいた。まるで、かぼちゃサイズである。後で聞くと 、サメもいるらしい。

 昼食、昼寝の後、ヘノベサ島ダーウィン・ベイへ上陸。どうせ濡れるならと、水着にシュノーケル持参。まるで、大量のバスクリンを溶かしたような海である。
ハワイのハナウマ・ベイを思い出す。マングローブの林の奥で見つけたのは、満ち潮で水没した巣の中の卵を必死に温めるアカメカモメの母親である。哀れで印象的であった。



       《 5日目 》

 エスパニョーラ島プンタ・アスーレに上陸。島のあちこちは、ガラパゴスウミイグアナとヨウガントカゲ、爬虫類大好き人間(?)にはたまらない一瞬。
 浜辺には親とはぐれた小さなアシカが衰弱している。死を待つだけであるが、この島では人が介入は出来ない。アホウドリやマスクカツオドリの楽天地でもある。

   

早朝に起床、朝食後の島内観光(午前の部)、昼食仮眠後にも島内観光(午後の部)、そして帰船し夕食、疲れて就寝の毎日。規則正しい生活が続く。ここには、アトラクション施設はない、カジノもない、歓楽街もない、ショッピングタウンも免税店もない。携帯電話もかかってこない。テレビもない。そう、現実から離れ、進化の不思議を体験しつつ時が過ぎていく。


 サン・クリストバル島に上陸。インタープリテーションセンターでガラパゴス諸島の自然と歴史に触れることが出来た。自然保護、環境保護を世界に率先して進めていく島である。



 
《 6日目 》

バルトラ島に上陸し、約1時間バスで移動。
ここはガラパゴスゾウガメの生息地である。かつて20万匹いたといわれるガラパゴスゾウガメも今は2万匹以下。自然の中での保護活動が進められている。このゾウガメで約60歳、寿命は180歳ぐらいらしい。

             


《 7・8日目 》

この後は、グアヤキルを経由して3時間で再びキトへ。キトからヒューストンへは約7時間。
そして、成田までは14時間。フライト時間だけでも24時間の長旅である。



二度と行けないガラパゴス、次はアマゾンかサハラへ・・・


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